琵琶湖の水位が高い時は、魚たちは産卵や稚魚が大きく育つために必要なヨシ帯や内湖、田んぼへ移動することができます。
ところが水位が低くなると移ることができなくなり、魚の暮らしに影響をおよぼします。
かつての琵琶湖は、川や水路によってヨシ帯や内湖、田んぼとつながり、魚たちにとって安心して産卵したり、、稚魚が安全に育つための場所がたくさんありました。
ところが、現在は、さまざまな障害物によって、魚のすみかが減っています。
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コンクリートなどで整備された川や水路 | より効率的で生産性の高めるために整備された田んぼ |
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内湖(湿地帯)を埋め立てて宅地や農地として利用 | 堤防建設などにより少なくなったヨシ帯 |
近年、琵琶湖にはブルーギルやブラックバスなどの外来魚が増えています。
外来魚の多くは、大昔から琵琶湖にすんでいる魚やその卵を食べてしまいます。
外来種問題の取り組み
環境省 | 「外来生物法」の制定 (特定外来生物による生態系等にかかる被害の防止に関する法律) |
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滋賀県 | 「ブルーギルやブラックバスなど、外来魚のリリース禁止」 (琵琶湖ルール条例) |